久しぶりに鴨川を歩いた。暑いにも関わらず、相変わらず多くの人が集まっていた。
亀石のあるところでは親子連れが飛ぶのをためらう小さな坊やを抱きかかえながらいた。4人の家族の会話が見て取れるような表情、そぶり。上のお姉ちゃんが一つ、飛んだ。散歩道の方は散歩する人、休む人、サイクリングする人。一人の人もいれば数人の人もいる。三条からは京の七夕祭りが開催していた。目についた一人の女性は椅子に座ってメールを送りながら涙をぬぐっていた。その近くに座っていたら、目を真っ赤にしたまま去っていった。一つの恋が終わったのかな?と勝手に考えていた。涙とともに鴨川に思いを置いて、涙が乾いた姿でさっそうと去っていく姿はりりしいとも言えるけれども、反面かえって寂しさを感じたりもする。