平成22年6月4日 大阪国際会議場にて  平成22年6月18日 名古屋国際会議場にて「職場のソフト面の快適化のための講習会」で平成21年度モデル事業場の支援専門家として事例発表を担当した。

どちらの会場も盛況で熱心な受講者で埋まっていた。職場のソフト面の快適化は働く人々が快適に働くことを通じて、モチベーション高く業務につくことができ、敷いては業績も上がっていくという方向性を目的として行うものである。

メンタルヘルスケアを導入し始めた10年ほど前は、このような観点は単に絵に描いた餅であった。産業カウンセラー学会のラウンドテーブルで発表した頃には「新しい考え方だ。」と好感を持ってディスカッションはできたものの、実際に事例として紹介できるほどではなかった。そういう意味では今回の講習会で紹介できたのは、よかったと思える。以前からの私の思いが一つの形として示せたものでもある。

私の仕事のステージも企業だけでなく大学の方にも広がってきた。問題も多岐にわたり始めた。

首を突っ込めば突っ込むほど難しさを感じる。また、興味も深まる。

そのために学びの旅を続けてしまうのかもしれない。

 本日、前久保先生の講義を受けた。とても質問されることが多く、会場の受講者は当てられまくったけれども楽しい講義であった。

回答は困るような質問が飛び交う。回答するまでどんどん聞かれる。唯一の逃げ道は「パス」

人間の本質に迫るような質問を聞いていて、日常あまり考えないこと。見過ごしてしまっている言葉。

「人を愛するということ。」「生きるってこと。」「生き方」 確かにじっくり考えた方がよさそうなテーマ。しかし、真剣に考えたくない私もいたりする。簡単に回答がないのがわかっているから

迷いの中に入りたくないのかもしれない。こうした質問をする前久保先生はどのように答えられるのかな?と別の興味が湧いた。