いけばなの世界の人と話をした。いけばなは華道という道の世界である。
海外から学びに来る人がいるらしい。その人々の多くは生けることの醍醐味もむろん、それ以上に興味が深いのが日本人や日本の歴史、価値観、そしてその中で息づいてきた人といけばなの真髄らしい。
いけばなを床の間に生ける。その床の間に差し込んでくる日の光で陰陽ができるそうだ。
少し話を聞きかじっただけの話だけれども、かなり奥行きの深い話である。
池坊
古くから日本人が愛してきた習い事。花を通して表現するのは芸術そのものでもある。充実した時間を過ごし、没頭して楽しい。そんなことばかりでもないだろうし、時には迷い時には悩み、それを越した時に訪れる達成感。「華道をやっててよかった。」と思える瞬間らしい。
こうした話を聞きながら、ストレスとのことを考えていた。セルフケアでいうストレス発散よりもっと深い話のようであるが、実はこうしたことを自分の芯にもつことにより、高尚な状況で心のゆとりを持つことができるのではないだろうかと。
花から貰える生命エネルギーはもちろんのこと、それ以上に深い何かが存在するのでは・・・
「石の上にも3年」と言うように、3年とにかく学んでみてみたら、肌で何かを感じ始めるらしい。
私はそこまで華道をしたことがないので、実感がないので、欲張りにもそれまでにも何かを感じることができるのかを尋ねてみた。
1回でも多く体験してみて、話を聞いてみて知ってみて、そしたら気づける人も増えてくるらしい。
日本の文化 やはり忘れてはならないものではないだろうか。