「ストレス発散をしましょう。」と研修の中で話すことは多い。実際に私のストレス発散は何だろうかと考える。私が表現する研修中の話は「意図してストレス発散の時間を作ろう!」という趣旨なのだが、自分に置き換えるとそうとも言い切れない。自分のタイプはストレスを溜めたままの状態でいるのがつらく感じる。だから自分にとって負荷と思えるストレスは早急に対処してしまう。それが意識して行っているかというともっと本能に近い気がする。

 最近で言えば温度変化が激しいので冷えたのか、下腹部が張るようになり、腰痛を生じた。忙しかったので数日は辛抱したけど限界と思う日に、いそいそとマッサージに予約を取った。「今から30分後で予約をとれますか?」と電話をしたら1時間ほど後で予約がとれた。マッサージを受けてすっきりした。自宅に帰るとすっかり夕食の適正時間がすぎており、簡単な夕食にした。何かを食べたが記憶にない。

 本日は日曜日。風邪気味でここ1~2週間ほど仕事をするだけで精いっぱいだった。汚れきった部屋の掃除をした。しかし完全にできる前に、やはり疲れがどっと出てきたので、掃除は途中で放棄。一休み。

元気になった私はインターネットで「かきとほうれん草のグラタン」を調べ準備を整え、久々に家庭料理に腕をふるってみた。いろいろなレシピがあったけど、最終的にはアレンジして

 ・かき ・ほうれん草 ・玉ねぎ ・マカロニ ・ホワイトソース ・スープストック ・チーズ

で作成。 ホワイトソースは牛乳から作ったがスープストックはコンソメの力を借りた。

料理に白ワインが使ってあったので奮発して新品の白ワインを開けた。もちろん今夜の夕食に白ワインが自然に添えられる。

 子供の評判も良く、成功であったが、出来上がったおいしそうな臭いにつられ食することに意識がいき、写真を撮るのを忘れてしまった。

 部屋の片隅に残っている掃除機と完全に片づけていない食卓・今はそれが気になるので掃除機は片づけてしまおう。残った部屋の片づけはそのうちすることにしようと決意する。食卓は片づけるしかなさそうなので、プログを書き終えたら着手。

しんどい場所が楽になった時や、気が重かった仕事が片付いたとき、ほっとする。ストレスが減った感覚をつっかえが減った感覚で味わう。 おいしい料理を人と一緒に食べて、楽しい時間を送っているとき、自分の困っていることを誰かがサポートしてくれるとき、そんな時は格別な喜びがある。喜びを感じるときはストレスが減ったとは違う感覚。しかし、急に元気が湧いてくる。こちらはエネルギー充電なのだろうか。

 エネルギー充電を考えると非常に厳選された条件が組み合わさった時に生じるように思える。こうした充電作業が一杯あるのが実は、ストレス発散効率が高いのかもしれない。